菊井忠義


35歳で今の会社を引き継ぎ社長という立場になった。その頃、小学校の文集で将来の夢で適当に「社長」と書いた事を思いだした。

まさか自分が社長に本当になるとは。そしてその後8年間も苦しい思いをするとは知る由もなかった。

社長といえば、良い車に乗って、高価なスーツを着ておいしいレストランで食事してという、浅はかなイメージだった。

もちろんそんな意識の人間が会社を経営しようとすると、経営はすぐにピンチに陥った。

自分は良い暮らしがしたい。お金持ちになりたい。そんな思いで経営していた自分がいた。どうすれば良くなるだろう。なんで頑張っているのに!

そんな時、知り合いの社長仲間から「盛和塾」とう経営を真剣に学ぶ京セラを創業した稲盛さんの塾がある事を教えてもらった。

そして入塾するとそこには、はるかに自分の会社より規模の大きい社長たちが、私利私欲の為ではなく、従業員の幸せを願い、努力している姿に感銘を受け、自分の未熟さや愚かさにはっきりと気づいた瞬間でした。

そこから、稲盛さんの教えを学び、本も買って読み、従業員やその家族の幸せ、何より自分の家族の幸せを願い、その目的を達成する為に、今まで頑張ってきました。

そしてついに43歳の時会社として、社長としてスタートラインに立てたと思った事が、わずかながら法人税を納める事ができた事でした。それは社長になってから8年も経った時でした。

税金を納め、従業員を雇用を維持できて社会貢献させて頂き、次は社長12年目の今年は自分が生み出した商品やサービスで身近な人の役に立ち、世界中の人の役に立ち、そして幸せと自由を手に入れる事ができる喜びを感じてもらいたいと思っています。

 

しかしそこにはコロナという世界中を恐怖に陥れるウイルスが存在します。そしてこのパンデミックによって雇用が失われ、経済危機に陥ってしまっている人が多数います。人も動けない、物も動けないと2年も過ぎてしまいました。

 

そこで私たちは前を向いてあきらめる事なく、50年間大阪で健康と美容を願い営んできた事業をインターネットを通じて発展させて幸福感と自由を手に入れるためのサービスや商品を世界中に届けたいと思っています。

 

菊井忠義